2016年2月7日日曜日

パフォーマンス=地力×資源

2/7(日)
サザンセト大島ロードレース ハーフ
79'59"(手元79'56"、Ave. 3'47"/km)

起床時の疲労感が重く、完走すら危ういと感じた。
長い距離は、集中力が切れると本当に完走できなくなってしまう。アップも重い身体を引きずり引きずりようやく...といった感じ。

距離走代わりの練習レースなので、気が楽だったのが唯一の救いだった。

10:10出走。
比較的ゆっくり入り、1km手前からいつもの距離走の感覚に上げていった。
前半は向かい風だったが、集団を次々に抜かせて楽しかった。
後半は追い風。無理せず、この前の距離走で掴んだ「jog感覚で速く走る」感覚を出してみた。ペースはほどほどに上がったのでうまくいったのかなという手ごたえ。

疲労感について。
終始、骨盤周りの筋肉とハムに疲労感と張りを感じた。加えて腰が乗らず、体幹で着地を受け止められていない悪いフォームだった。
息は全く上がらなかった。息が上がるレベルまでスピードを上げられなかった(身体が保たなかった)というのが正直なところ。

詳細ラップは以下の通り。
3'56"-50"-52"-50"-53"
-45"-51"-53"-52"-49"
-46"-48"-47"-48"-45"
-48"-43"-42"-33"-24"

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練習量と実力発揮の関係について、今回のハーフで感じたことがある。
それは「練習しすぎると、本番で爆発的な力が出なくなる」ということ。

これは前にも何回か書いたことであり、前回は確か「引っ張り続けた紐はたわまなくなり、高い点まで到達できない」みたいに、紐にかける張力に例えたと思う。

今回感じたイメージは、力のストック量(≒資源)である。
試合で良い結果を出すためには、今の実力を100%発揮する(=持つものを全て発揮しきる)ことが必要である。そのためには心的資源(=やる気・元気・テンション)により肉体資源を総動員しなくてはならない。

心的資源・肉体資源ともに、練習で増やすことができない領域を持つ、というのが今回のひらめきだ。
その領域は、練習で増えない一方、練習で摩耗することがあると感じた。
練習で摩耗する時とは、自分の場合、「LT走など高強度の練習をこなした時」「20km以上の超長距離を走った時」である。

もちろん高強度の練習・超長距離の練習ともに、実力アップには不可欠である。
ここでの「実力」とは、生理学的な肉体機能のアップ(いわゆる地力)を指す。

しかしここで、地力アップに注力するあまり、心的資源・肉体資源をすり減らしすぎてしまうと、資源の枯渇によるマイナスが地力アップのプラスを上回ってしまい、最終的なパフォーマンスはマイナスとなってしまう。
これが、今の自分が陥っている状況だと思う。

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地力と資源のバランスをとることが肝要だと、今は考えている。
具体的には、練習をいっぱいいっぱいまで増やさないことだ。
もう少しペースを上げられる・もう少し多く走れる、といったところで止めておく。

地力がつき、かつ資源をすり減らさないラインを見極める必要がある。

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つらつらと書いてしまったが、とりあえずは練習量を落とす予定。
蓄積疲労が半端では無く、このままでは間違いなくスランプに陥りそう。

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